このサイトは錯乱の集団会議

ゾウリムシでもわかる! 錯乱の基礎知識

ダブルデートをすることになった。

場所は浅草。

待ち合わせ場所に、

随分若めの男性が立っていた。


彼か?

ちょっと若すぎるんじゃないか・・

などと話していたら、どうやら人違いのようだった。

ひとまずホッ。

その次の瞬間、

目を見開くような事件が起こった。

秋葉系のオタク(以下:秋葉)がやってきた。


身長は低く、

アタマは少し薄くなって大汗をかいている。

目はぱっちりギョロっと、

チェックのシャツ(ズボンにINOUTかは忘れた)に

斜めがけショルダー。

全身がダサかった。完璧なほどに。

さらに彼はオドオドした話し方であった。

危険!危険!脳内で緊急警報が鳴った。


その不気味な姿にゾッとした私と友人は

『早期解散、決定!』とこっそり囁きあった。

生理的に辛くなり、

彼に話しかけられなかった。


全身が拒否しているのかもしれない。

金縛りにあってしまった。


こんなことなら、

さっきの若い彼の方がよかった・・と、

通りすがりの若者に思いを寄せた。


そうこうしている内に、浅草デート開始。

美味しいものを食べ、酒をたらふく飲んだ。

そうすると、ある化学反応が起きた。


秋葉に慣れてきたのだ。

先ほどは、近寄ることもできなかったオタクと、

普通に会話ができている。

友人が『ねぇ、秋葉が平気になってきたんだけど・・』

と耳打ちしてきた。


私も不思議と、

秋葉への嫌悪感が薄れてきた時だった。


さすが幼馴染、タイミングが同じだ。


しかし、盲点があった。


4人でいると

たまに誰かと二人きりになることがある。


うっかり秋葉と二名になると、我に返るのだ。『こいつと一緒にいるのを、誰にも見られてはいけない!!』


秋葉が憎くなる

↓↓↓

急いで、他の二名に合流する

↓↓↓

心が落ち着き、憎しみからの解放

↓↓

うっかり秋葉と二人になる


これを何度も繰り返した。


この陣形を崩してはならない。

常に4人で行動するべきだ。


秋葉に慣れてきたのは、あくまで酒と魔法のせいだ。


殺意がなくなったわけではない。

最初の気持ちを思い出せ。


友人はしまいには、

秋葉の食べかけのケーキを、フォークでつついていた。

魔法がかかりすぎである。


私はとても、食べられなかった。


そんな思いで1日が終わった。

翌日は、酷く酒が残っていた。


あれだけ自分を騙したのだ、無理もない。

昼の外出デートをするならば、

面識のある人物と行くのをオススメします。


もし、逃げたいような人物が来たら・・・


時間があるので、帰るに帰れないですし、

酒で錯乱することも、場所によってはできません。


夜と違い、帰る口実が少ないのが難点ですね。

ポチお願いします(^-^*)

↓↓↓

錯乱が個人主義を超える日

私のPMDD(月経前不快気分障害)の症状が

出はじめたのは2006年ごろでした。

当時の私は歯科衛生士としてキャリアを積んでいたころでしたが、同時に非常にストレスフルな毎日でした。

でも書きましたが、
PMDDは月経周期の女性ホルモン値に伴うセロトニン量の変化、自律神経の活動状態、エストロゲン受容体の変異、通常ホルモン値に対する異常反応など、様々な因果関係が研究報告されています。

ただ、ここで前置きしておきたいのが、
不摂生、暴飲暴食、喫煙、飲酒、

運動不足、栄養不足などの生活習慣
症状を悪化させるのは間違いありません。

そしてPMDDの症状がひどかったころの私も

例外ではありませんでした。

感情的な症状が出だしたのを覚えているのが、

ちょうど姉が第1子を身ごもったころからでした。当時の私は両親と同居していましたが、父とは長く確執がありました。
このころから、些細なことにイライラする、ちょっとした相手の言い方に過剰反応して怒るなどの
精神症状が顕著に出はじめていました。

小さなことがきっかけで過去までさかのぼり、

あの時はこうだった、ああだった、
こうしてくれなかったから!
もっとこうしてほしかったのに!
と人を責め、

自分でもコントロールが利かなくなるくらいに

相手のことが憎くてしょうがなくなり、

爆発しそうな感情の発散として声を荒げて

相手を責めたてます。

それでも収まらなければ

床を蹴り、壁を叩き、歯を食いしばり、
頭をかきむしり、物を投げる、家具を投げる、
家電を壊す、雑誌を破るなどの
破壊行為にまで至りました。

そしてこういった行為は身近な人に向けられる
というのも特徴です。

一番理解してほしい、味方でいてほしい

家族や親しい人にこの怒りの矛先が向き、
家族関係が破たんしていくというのも特徴です。

唯一甘えられる存在、自分をさらけ出せる存在、

それはまた、愛する存在、大切な存在なのです。
そんな家族に怒りや暴言を抑えられなくなる
というのも特徴です。

さっきまで穏やかに一緒に食事をしていたのに、ちょっとしたことがきっかけで怒りに火をつけてしまい、表情は怒りに満ち、引きつり、まるで別人になるのです。

自分の中に怪物が入り、

自分が自分でなくなる感覚
に恐怖を覚え、

愛する家族や大切にしたい人に暴言を吐き、怒りしか込み上げてこない自分に落胆し、その家族や大切な人たちの悲しい顔や自分を軽蔑するようなまなざしを見て、

今度は悲しみしか込み上げて来なくなり、やってしまったこと、言ってしまったこと、壊してしまったものを思い出し、エネルギー消耗し、疲れ切って涙がとめどなく流れるのです。

一見、我を失ったかのように見えますし、

錯乱状態ではあるのですが、

言ったことや、やったことを本人は覚えていることが特徴です。これがまたつらいのです、覚えているということが。

激高しながら相手を責めたり、

暴言を吐いているこの口を、
何度も何度もふさぎました。
そしていつも、
「私じゃない、これは私じゃない!」
と、家族に言い訳がましく叫んでいたのを
思い出します。

それでも口を突いて出てくるのです。

コントロール不可能なのです。

もう自分のからだが何者かに

乗っ取られたかのような感覚に陥ります。

これが毎月繰り返されるのです。

ひと月に10日以上症状が出るときもありました。

今思い出しても、涙があふれます。
このブログを書きながらも、思い出し、

泣けてきますねえ。

一生分泣いたと思うぐらい、

泣いていましたから。

私の場合は、姉が妊娠していることを見ると、

いつも悲しくなり、苦しくなり、
それがきっかけで症状が出ていました。

特に姉と父に対しての暴言がひどかったです。

今思えば、姉は初めての妊娠で

不安もあったと思うのに、
つらかっただろうと思います。

私は混乱の中で、なぜ姉の妊娠がきっかけで

症状が出てきたのかずっと考えていました。

そしてそれは自分の過去にさかのぼり、

5歳ごろの自分がした経験がずっとずっと
残っていることに気づいたのです。

につづく

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