錯乱でビシッと格好よく

錯乱についてまとめ

 芸術祭十月大歌舞伎の新チラシがでたようですニコニコキラキラ

ここ当分は歌舞伎座の公演はお休みですので、チケットは取ってませんショボーン

ですが玉三郎さんは何としても観たいので、考え中真顔

写真を見てしまうと、心躍りますニコニコラブラブ

夜の部だけみどころを載せましたVサイン

 

みどころ

夜の部

一、沓手鳥城孤落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)

滅びゆく豊臣家の一族と淀の方の狂気を描いた名作

 大阪夏の陣、大阪城は徳川家康に攻められ落城寸前です。徳川方と通じる奥女中常磐木らは、家康の孫で秀頼に嫁いだ千姫を城の奥殿から連れ出そうとしますが、秀頼の母淀の方に見とがめられ、常磐木は舌を噛み切って自害します。すると、千姫を助けようと包丁頭大住与左衛門が大台所に火をつけ、城内は炎に包まれます。徳川方の猛攻も始まって城内は両軍入り乱れての乱戦となりますが、与左衛門は千姫を城外へと落ち延びさせます。一方、糒庫(ほしいぐら)へと避難した淀の方は、千姫が城から逃げ出したことを知り、怒りのあまり錯乱。正気を失った母の姿に、母を殺して自害しようとする秀頼でしたが、それを周囲の者が止めます。豊臣家のために降伏するよう勧められた秀頼は、涙ながらに開城することを決意するのでした。
 滅亡を迎える豊臣家の姿を綴る坪内逍遙の名作にご期待ください。

二、漢人韓文手管始(かんじんかんもんてくだのはじまり)

長崎を舞台に描く朝鮮使節団をめぐる事件

 相良家の若殿和泉之助は唐使饗応(とうしきょうおう)の役を命じられ、長崎の遊廓で唐使呉才官をもてなします。和泉之助と深い仲の名山太夫に横恋慕している呉才官は、浜遊びに名山が同行しなかったため機嫌を損ねますが、通辞幸才典蔵(こうさいてんぞう)が機転を利かせ機嫌が直ります。一方、相良家の
老十木伝七(つづきでんしち)は、唐使に献上する家宝の菊一文字の槍先を紛失したうえ、和泉之助の名山身請けの金が届かないことで困り果てています。そんな伝七を見た典蔵は、思いを寄せる傾城高尾との仲を取り持ってもらう魂胆で、献上の槍先が偽物でも本物と認めると約束します。ところが高尾は伝七と恋仲で、高尾から二人の仲を聞いた典蔵は激怒、唐使への献上品内見の場で、病気の唐使に代わって唐服をまとって現れ、槍先は偽物だと暴露します。典蔵から辱めを受けた伝七は、国分寺の奥庭で典蔵を殺害するのでした。

 江戸時代に実際に起きた事件をもとに、情趣豊かに描いた歌舞伎をお楽しみいただきます。

三、秋の色種(あきのいろくさ)

秋の草花が詞章に盛り込まれる長唄の名曲

 季節は秋。咲き乱れる草花のなか、女がひっそりと佇んでいます。女は虫の音色に耳を傾けていましたが、楚の襄王が夢の中で巫山の女神と契った故事を思い出し、自らの恋と重ね合わせます。恋人に思いを馳せたあと、女は四季の楽しみというものは長い年月を経ても変わらぬことを思い、舞い納めるのでした。
 秋の情景をつややかに踊る季節感あふれる舞踊をご堪能ください。

 

錯乱のお気に入りが見つかる!

2017/日本 上映時間125分
監督:熊切和嘉
原作:藤沢周
脚本:高田亮
制作統括:永田守
エグゼクティブプロデューサー:余田光隆
共同プロデューサー:麻生英輔、吉岡宏城
プロデューサー:星野秀樹
協力プロデューサー:江守徹、佐治幸宏
ラインプロデューサー:新野安行
キャスティングディレクター:元川益暢
音楽プロデューサー:篠崎恵子
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:小川武
美術:井上心平
装飾:山本裕
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:石邑麻由
音響効果:中村佳央
編集:今井大介
音楽:池永正二
VFX:菅原悦史
特殊メイク・特殊造形:小此木謙一郎
アクションコーディネーター:辻井啓伺、高槻祐士
助監督:平野勝利
制作担当:熊谷悠
剣道指導:中村憲刀
アシスタントプロデューサー原田浩行、中村憲刀
メインタイトル題字:武田双雲
出演:綾野剛、村上虹郎、前田敦子、片岡礼子、神野三鈴、康すおん、風吹ジュン、小林薫、柄本明
パンフレット:★★★★★(800円/台本が付いていてインタビューも充実。800円は超お得!)
(あらすじ)
剣道の達人だった父に幼少時から鍛えられ、剣道5段の腕を持つ矢田部研吾(綾野剛)。しかし父をめぐるある事件をきっかけに剣を捨て、自堕落な日々を送っていた。研吾のもう1人の師匠である僧侶・光邑(柄本明)は、研吾を立ち直らせるため、ラップのリリック作りに夢中な高校生・羽田融(村上虹郎)を送り込む。融は剣道初心者だったが、本人も気づかない恐るべき剣の才能を秘めていた。(以上、より)

予告編はこんな感じ↓

80点

※今回の記事は、グロい画像が貼ってあるので、そういうのが苦手な人は読まない方がよござんす。

ある時、で予告編を観て、面白そうだとは思ったんですよ。ただ、二度と観たくない映画を撮った熊切和嘉監督作ということで、「あそこまで凄惨な感じだったらイヤだなぁ…」とスルーしようか迷いながらも、剣道映画ならやはり観ておきたいということで、前売り券を購入。6月下旬、渋谷のに足を運んできました。「ナイス、剛!m9`Д´) GO!」と思ったり。

ユーロスペースでは本作を超プッシュしてまして。

監督&主演俳優のサイン入りポスターがあるのはもちろんのこと。

なんと武田双雲先生の題字も飾ってましたよ。

当然ながら記事の切り抜きもあったりして。

ちなみに新宿武蔵野館の展示はこんな感じでした。

観る前は、天才が故に「これからの剣道は木刀だッ!m9`Д´) ビシッ」と木刀&ノー防具試合を提唱し始めた高校生剣士が、かつて「これからの剣道は木刀だッ!ヽ(`Д´)ノ」と言い出して木刀&ノー防具試合を実行→対戦相手の脳汁が漏れたので剣道界を追われた伝説の剣士と出会う→木刀&ノー防具で対決して、「行こうぜ、剣道の向こう側!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ」なんてことになるのかと予想していたんですが、そんな話ではなく(ムダな文章)。予告編などの画像を使って、時系列を無視しながら適当かつ雑にあらすじを書いておくと、こんな感じでございます↓

有名剣士の元で幼少期からハードに育てられた研吾は、親の願い通りに剣道が超強くなるんですけれども。

父親ったら強いけど認められない→酒浸りになって、研吾に絡んでくるからスゲー面倒くさい。

木刀で戦ってみたら、つい頭を割っちゃって、脳汁が漏れた父親は植物状態に。

研吾は自分を責めて、アル中まっしぐらというね ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ

そんな時、現れたのが、高校生剣士の融(とおる)でして。

口にマイクを2本入れようと日々努力していたんですが…。

剣道部員に絡まれたことをキッカケに、その才能を僧侶・光邑に見出されて、剣の道へ。

で、酔った研吾が高校で融に一本取られて、逆上して大暴れする…なんて事件が発生するのです。

あーだこーだあって、融が決闘を申し込んできたので、研吾は渋々受諾。

台風の中の死闘は、研吾が突きで勝利するも、錯乱して寺に拉致監禁されて、やっとお酒が抜けました (´∀`) ウフフ

しかも、亡き父の手紙を読む→わざと打たれたっぽいことが発覚!

と猛省して立ち直るのです。

最後は、誰もいない道場で、研吾と融が試合を始めて、映画は終わってた気がします。

ハッキリ言って、剣道は「警察に入ってから始めた→初段」程度の実力にもかかわらず、所属していた機動隊が超強いところだったが故に、凄まじい戦闘力の先輩方にコテンパンにされたことがある僕ですよ(苦笑)、一時は剣道なんて観るのもイヤだったんですが、しかし。人間、時が経ってみれば、観る分には楽しめるようになったりしてね (´∀`=) ウフフ で、本作の剣道描写なんですけど、結構頑張ってて。そりゃあ、実際の木刀での戦闘があんな風になるのかはわかりませんし、生で観る剣道の方が迫力はあるんですが、なかなかリアルに撮ってるなぁと感心いたしました(とは言え、下段に構える人って一度も見たことないし、下半身が攻撃範囲にならない限り、剣道で下段が有効になる可能性はないのでは…という面倒くさい文章)。

まぁ、曰く、木刀試合は脳汁が漏れたりするものなんだそうで(より)。

貴人じゃない僕的には、こんな感じの方が良かったカナーという、あまり共感を呼ばなさそうな文章。

そんな中、一番素晴らしかったのは綾野剛さん。本作の彼はほとばしるほど色気があって、男の僕でもグッとくる感じ(何が?)。中盤までのグダグダ振りも良かったけど、最後に立ち直った時の凜としたオーラが最高だったし、その際に見せる肉体の説得力がとにかく見事でしてね…(しみじみ)。剣道歴なんてないのに、ああいう雰囲気が出せるなんて、役者さんはスゴいなぁと。いや、彼の出演作はなども含めてそこそこ観てきましたけど、今回はまさに“ベスト剛”というか。綾野剛さんのファンは彼を観るためだけでも足を運ぶ価値があるし、特にあの背面の隆り、腕一本分の働きは充分にするものと覚えたり(なんだこれ)。

本作の綾野剛さんは牛丼特盛に牛皿を1キロプラスしたレベルで“男の色気”がムンムン(わかりにくい例え)。

この背中を見て! よくぞここまで鍛えて絞ったなぁと。

僕は”の愛人”のような気持ちになりながら…。

「綾野剛の背面の隆り、腕一本分の働きは充分にするものと覚えたり」と書いていた…という雑なウソ(より)。

融を演じた村上虹郎さんもスゴかったですよ。の時とは全然違っていて、ビックリしました。この人、これからもっと活躍するんじゃないかしらん。あと、小林薫さんと柄本明さんも“剣道の高段者”感が漂っていて、さすがベテランだなぁと。意外とチョイ役だった前田敦子さん=あっちゃんは、下着姿が…エロかったです… (´Д`;) ハァハァ 一応、文句を書いておくと、正直、研吾が父親への罪悪感でグダグダする展開が結構多い&長くて、イラッとしちゃいました。まぁ、僕もいまだに当ブログで父親のことを呪う文章を書いたり、飲んだ時に父親への恨み節を話してしまったりするから、微妙に共感する部分もあったんですけど、もう少しスポ根寄りにしても良かったのではないかと。とは言え、本作のテーマは“剣道”じゃなくて”親子”だし(融も研吾に父を求めてたと言える…よね?)、それほどの葛藤や苦しみがあったからこそ、ラストで立ち直る姿の凜々しさが際だったとも言えるし、難しい話ですな (´・ω・`) ウーン 

村上虹郎さん、存在感抜群でした。ちなみにラップはで学んだとか。

思わず“の愛人”のような気持ちに…って、もう20歳の人なんですけどね。

あっちゃんも良かったですよ、出番は少しですが。

その他、「パンフによると『武曲』は北斗七星の中の二連星の名なんだって (゚⊿゚) ヘー」とか「一度死にかけてから、死地を求めるようになった融の心境が少しわかりにくかった」とか「『お父さん、実はいい人だった!Σ(゚д゚;)』で救われるオチって、ちょっとズルい気もする」とか「警察で剣道の師範になるのって、いろいろと大変らしいですよ」とか、そんな感じですかね。僕的には、非常に良い親子映画であり、非常に良い剣道映画であり、非常に良い綾野剛映画でした (´∀`=) ヨカッタワー クライマックスの決闘と、綾野剛さんの肉体はマジで迫力があるので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。おしまい。

藤沢周先生による原作小説。映画にインスパイアされてを書いたそうな。

本作のエンディングテーマでございます。

唯一観ている熊切和嘉監督作。鑑賞後、うなされました… (‘A`)

同じ星野秀樹プロデューサー絡みの綾野剛さん主演作。僕の感想は。

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